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【2021最新版】基本性能に直結! UMPCで使われているCPUの比較

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UMPC選びで重要になるのが、CPUの性能。CPUは処理能力に直結するので、快適さに大きく影響する。
ここでは、UMPCに搭載されているCPUを性能順に紹介していこう。

表の見方を簡単に解説すると、物理コア数とは演算を行うコアの数。 数が多いほど複数の処理を効率よく行える。スレッド数はWindows側が判断するコアの数です。いずれも数が多いほどプラスだが、コア自体の性能差もあるので、コア数・スレッド数が多ければ、必ず性能が上というわけではない。

消費電力はバッテリー消費に影響を与える。少ないほど優秀だが、性能の高いCPUは高くなる。消費電力が高いと発熱も多くなるケースが多く、ファンがうるさくなる可能性がある。

評価については5段階評価。★5は重めのゲームもできる。★4は大抵のゲームは可能。★3はブラウジングや動画の視聴など一般的な用途は快適、★2はやや快適、★1はやや操作は重いという目安にしてほしい。

 

 

Intel Core i7-1195G7

世代
第11世代
発売年
2021年
物理コア数
4
スレッド数
8
消費電力
28W
評価
★★★★★
採用UMPC
GPD WIN MAX 2021

シングルコアの最大クロックは5GHzに到達し、ノートパソコン用途としてはトップクラスの性能を誇り、GPU機能も内蔵。2021年8月現在、UMPCのCPUとしては最高峰と言ってよいだろう。

AMD Ryzen 7 4800U

発売年
2020年
物理コア数
8
スレッド数
16
消費電力
25W
評価
★★★★★
採用UMPC
GPD WIN MAX 2021

UMPCでは珍しいAMDのCPU(MPU)。グラフィック機能も内蔵する。最新世代よりは、1世代前になるが、性能と消費電力は優れている。

Intel Core i7-1160G7

世代
第11世代
発売年
2020年
物理コア数
4
スレッド数
8
消費電力
15W
評価
★★★★★
採用UMPC
OneGx1 Pro

Core i7-1195G7同様、11世代のCPUだが登場は1年はやい。シングルコア性能は約30%ほどCore i7-1195G7に劣るものの、UMPC用CPUとしては十分に高速。

Intel Core i5-1135G7

世代
第11世代
発売年
2020年
物理コア数
4
スレッド数
8
消費電力
28W
評価
★★★★
採用UMPC
GPD WIN3

11世代のミドルレンジモデル。後述するi5-1035G7の改良版で、軽量な動画編集程度ならこなせるレベル。

Intel Core i5-1035G7

世代
第10世代
発売年
2019年
物理コア数
4
スレッド数
8
消費電力
28W
評価
★★★★
採用UMPC
GPD WIN3

10世代のミドルレンジで、重めのゲームでなければ十分に遊べるレベル。

Intel Core i7-8500Y

世代
第8世代
発売年
2018年
物理コア数
2
スレッド数
4
消費電力
5W
評価
★★★
採用UMPC
Reevo Pro

第8世代と少し古いが、十分に現役の性能を誇る。最大4.2GHzで一時的な高負荷にも耐えてくれる。

Intel Core i3-10110Y

世代
第10世代
発売年
2019年
物理コア数
2
スレッド数
4
消費電力
9W
評価
★★★
採用UMPC
OneMix3S+

低電力で比較的ローコストなCore i3の10世代。

Pentium Silver N6000

発売年
2021年
物理コア数
4
スレッド数
4
消費電力
6W
評価
★★★
採用UMPC
GPD Pocket3

Jasper Lake世代のモバイル用プロセッサ。UMPCで人気のIntel Core m3-8100Yと匹敵する能力を持つ。

Intel Core m3-8100Y

世代
第8世代
発売年
2018年
物理コア数
2
スレッド数
4
消費電力
5W
評価
★★★
採用UMPC
One-Netbook A1、OneMix 1S+、OneMix 3S+、Magic-Ben MAG1、GPD Pocket 2 2021、CHUWI MiniBook

多くのUMPCが採用するCPUで、Web閲覧や動画再生など、大抵の作業なら快適に行える。しかし、動画編集や3Dゲームで遊ぶのはやや厳しいだろう(DQ10のような軽量なゲームなら問題ない)。

Intel Celeron J4125

世代
第9世代
発売年
2019年
物理コア数
4
スレッド数
4
消費電力
10W
評価
★★
採用UMPC
CHUWI MiniBook(2022)

第9世代の格安モデル。シングル性能は低めだが、物理4コアでマルチ性能はIntel Core m3-8100Y以上

Intel Celeron N4120

発売年
2019年
物理コア数
4
スレッド数
4
消費電力
6W
評価
★★
採用UMPC
GPD Micro PC 2021Ver

ローエンド帯のCPUとしては比較的新し目。7~8年前のミドルレンジ程度の性能はあるので、基本的な操作はとくに問題ないだろう。

 

Pentium Silver N5000

発売年
2017年
物理コア数
4
スレッド数
4
消費電力
6W
評価
★★
採用UMPC
MAL-FWTVPCM1

低価格用CPUだが、後述のN4100とそれほど性能は変わらない。

Intel Celeron N4100

発売年
2017年
物理コア数
4
スレッド数
4
消費電力
6W
評価
★★
採用UMPC
Reevo

ローエンドで発売も2017年と古めだが、前バージョン(N4000)と比べると大幅な強化があってそれなりに利用できる。ゲームや動画編集は難しいだろう。

Intel Celeron J3455

発売年
2016年
物理コア数
4
スレッド数
4
消費電力
10W
評価
★★
採用UMPC

Celeron N4100よりもやや劣る性能。Amazonで販売されている謎の7インチUMPCが採用しているが、価格を考えれば妥当だろう。

 

Intel Pentium N4200

発売年
2016年
物理コア数
4
スレッド数
4
消費電力
6W
評価
★★
採用UMPC
Nanote P8

ドン・キホーテが販売する超格安UMPCNanote P8が採用するCPU。性能は最低限だが、Web閲覧や一般的な動画再生程度なら問題ない。4K動画の再生などは問題が出てくる。

Intel Celeron 3965Y

発売年
2017年
物理コア数
2
スレッド数
2
消費電力
6W
評価
採用UMPC
GPD Pocket2S

UMPC用CPUとしてもかなり性能は低い。あまりおすすめはできない。

 

以上です。